DOS/V パワレポ

 特集が、"25年目のPC自作スタンダード"

本誌創刊号が発売されたのは1991年11月。メーカー製デスクトップ機のCPUは386SXが主力で、上位モデルに486DXが搭載されているという時代だ。この頃の本誌の話題は「いかに日本語を表示するか」、「SVGA/XGAで高速表示できるディスプレイアダプタはどれか」というもので、特集記事にはベンチマークスコアが今と変わらずずらりと並んでいる。

http://www.dosv.jp/

自作の波、はいくつかあって、一番の大波は、セレ300AのOCの頃じゃないかな。記事でも取り上げられていて、「3万円の300AのOCで、10万円のPII 450MHzと同じ性能が見込める」状態だったそうな。メーカー製PCと比べた自作の"コスパ"は、90年代よりどんどん低下し、2000年代中頃には同等だった気も。

90年代前半:台湾で部品を買ってくれば、PC-9801と差額で渡航代が出る
90年代後半:メーカー製よりずっと安い
00年代前半:OCすると安い
00年代後半:構成によれば安い
10年代前半:「好きな部品を選べるのがいいんや!」

って印象が( ※個人の印象です)。デスクトップPCというカテゴリーの退潮、LANもビデオもSCSIも音源も拡張ボードが必要だった時代から、どんどんオンボ、オンチップになってきたこと、00年代後半くらいまでは、メーカー製のPCでは、RAMやHDDの純正増設(容量アップ)にはバルクの市場価格より下手すると数倍もする値付けをしていたこと、などなど。そういえば、00年代前半頃までは秋葉原にはジャンク屋がいくつもあって、よくわからないものが色々売ってたっけ。