http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20101002
地方が富の源泉であり、その富を簒奪して中央が栄えた時代があった。平野の米が、山林の木材が、山の鉱山が、港の魚が、それこそが「富」だった。
それが、中央が富を産み、その富を地方に分配する時代になっている。そんな気がする。
木材は輸入され、鉱物は輸入され、そして、田畑や海が富を産むのではなく、富で石油を購入し、石油を田畑や海に投入すると、それが米や魚になるのだ。そういう現状で、地方分権にどれだけ意義があるのかっていうと、どんなもんだろうね。事業には、スケールメリット、デンシティメリットがあるので、新規事業を地方で起こすのは大変そうだし。
「旧来、地方自治は町や村というレベルで実施されてきたが、教育・医療・福祉・インフラ整備と市町村レベルでは解決困難になってきたため、県や、『州』の権限を強化し調停をはかる」
みたいなのはわかるが。