組織の歴史

目的を同じくする人間の集団の歴史から、組織の機能や構造、盛衰パターンの類型化をして「組織とは」みたいな話ができれば面白いと思う。それぞれのケースにはそれぞれのテーマをつけて。堺屋さんのパクリの面もありますが。

例えば。

* 真言宗教団(組織と知識伝達)
* 鎌倉武士団(部族組織とムラ的リーダー)
* 南朝(組織とイデオロギーの桎梏)
* 本願寺(聖俗を束ねる組織とは)
* 織田家事業部制とスタッフの衝突)
* 豊臣家(急成長組織の破綻)
* 江戸幕府(組織構造の安定と硬直)
* 播州赤穂藩(組織と忠誠)
* 亀山社中海援隊(リーダーのヴィジョンと人材)
* 三井財閥(組織の近代化・国際化)
* 日本軍(成功組織の自己模倣)
* 理化学研究所(研究開発組織の自律性)
* 満州鉄道調査部(日本人と「帝国」の頭脳)

http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20091201/1259640788


中国の歴史のパターン

「新王朝成立→功臣粛清→対外侵略戦争(政争敗者の口減らしなので負けて良い)→漢字一斉改編と改竄歴史書作成→宦官官僚閨閥など皇帝側近の跳梁→秘密結社の乱立とか農民反乱の全国化→地方軍閥の中央侵入→戻る」

http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=199

ローマ帝国

組織の盛衰、といえば、ローマ帝国の興亡か。
パンとサーカス、という言葉があるが、そういえば、最近もサーカスが開催されたな。市ヶ谷の体育館で。パン、マダー?えっ!パン代とるの?


ドイツ参謀本部

しかしナポレオンは自分の才能を過信するあまり、軍隊の規模が大きくなったのに作戦や兵站、人事など全て自分で立案し自分を補助する人間をおかなかったのに対し、他国がナポレオンの研究を行い同じような軍隊を持つようになり、規模の拡大にあわせて作戦を立てる人材を養成して指揮官の下に配置するようにしたプロイセン軍の活躍によって、ナポレオンは自分が直接指揮する戦いでは常に勝っても、他の戦いでフランス軍は負けるようになり、没落するはめになったとしています。

http://orfeon.blog80.fc2.com/blog-entry-26.html

 イマどきの人なら、「えっ?部下にケータイ持たせておいて、その都度ナポレオンが指示すればいいじゃん」と思うかもしれない。だけど、ナポレオンの時代には、まだFOMAも、iModeもなく、パケット定額制も無かったのだ。

その後プロイセン軍は紆余曲折を経ながら参謀システムを充実させて、平時から常に戦争に備えて情報収集や作戦を立てておくシステムを導入し、軍人モルトケと名宰相ビスマルクを擁す時代になって黄金期を迎えます。しかしこの繁栄は優れたスタッフであるモルトケと優れたリーダーであるビスマルクという両輪がそろっていたからこそのものであって、優れたリーダーが不在の第1次世界大戦では優れた戦闘を行うも、外交の不手際により多正面攻撃を強いられたり、戦果を外交的有利に結び付けられずに敗戦国となってしまう。逆に第2次世界大戦では強力なリーダーであるヒトラーが自分を過信するあまりスタッフの提言をことごとく無視したため、大戦終盤で無茶な戦略を採用して失敗したとしていて、スタッフとリーダーのバランスの大切さを強調しています。

 米国の対独宣戦布告を読み違えた時点でアウトな気もする。対米戦が開始された未来を前提とすれば、対仏戦自体が無茶であって。まあ、同盟国の行動を読めなかったのかな。あと、第一次世界大戦の教訓から、参謀はリーダーの大戦略に口をださないこと、という原則ができて、それがヒトラーの独走を許した一因に。


細胞老化

遺伝子機能レベル
・体細胞突然変異説 体細胞が長期間の増殖過程で変移を起こし、これが蓄積すると老化現象が起こるとする説
・遺伝子プログラム説 老化に関する一連のプログラムが遺伝子に記録されているとする説
・遺伝子翻訳エラー説 異常タンパク質の蓄積やDNA合成低下などにより老化が起きるとする説
分子レベル
・DNA損傷説・修復能低下説 遺伝情報が正しく伝わらなくなるために起こるとする説
・老廃物蓄積説 リポフスチンのような老廃物が蓄積するために起こるとする説
・高分子架橋結合説 コラーゲン繊維分子間で架橋が生じ蓄積により機能低下が起こることで生じるとする説
フリーラジカル説 細胞内で造られる遊離基が細胞障害を与えることによるとする説

http://www.obihiro.ac.jp/~kojima/kenkyu-shitsu/kojima/sukuu/hurou.html