"“10TB時代”に向けた最新HDD技術「SMR」のポイントをSeagateに聞いてみた"

[多田氏] ポイントになるのは書き込み、特にランダムな書き込みですね。

 まず、シーケンシャルでデータを書き込んでいく場合は特に問題は発生しません。しかし、ランダム書き込みでは一部のデータだけ書き直そうとした場合でも、SMRではそれ以降のデータ全てを書き直さなければなりませんし、データを重ね書きしてしまうので、あらかじめ消えてしまうデータを読み出した上で、書き直す必要もあります。

 もちろん、それをそのまま実装したのでは「普通のHDD」としてはとても使えないような性能になってしまいますので、それをいかに制御するか?がポイントになります。

普通のTV録画用として使う分には問題ありませんが、多数のストリームを常時同時に録画する、という用途には向いていないかもしれません。

伝票を、それぞれランダムに剥がせるように台紙に貼っていくと結構沢山の面積を取る。伝票をずらしながら重ねて貼っていけば、閲覧自体は問題にならないし、必要な台紙の枚数は少なくなる。その代り、伝票を剥がして持ち出すのがすげぇ大変、みたいな?


部分的にシーケンシャルな記憶の方式のため、Archive向き、と。