"代々木ゼミナールが凋落した理由について検証する"

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20140825/1408938423

 しかし帝国データバンクのレポートを見ても、同じ予備校御三家であった「河合塾」は健闘している中で、「上位20 社の収入高合計が全体の半分以上を占め寡占化が顕著」となっている、「勝ち組」と「負け組」に完全に二極化した予備校・学習塾市場において、代ゼミは「負け組」筆頭となったしまったわけです。

 なぜ代ゼミは凋落したのか、いろいろな細かい分析は可能でしょうが、当ブログの分析は単純明快です。

 帝国データバンクの収入上位20社の予備校・学習塾を見渡せば、第一位の「河合塾」を筆頭に、小クラス・個別指導重視の予備校・塾ばかりです。

 「代ゼミ」に代表される数百人定員のマス教育は三重の意味で時代遅れとなっていたんです。

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 予備校の大教室に学生が数百人も溢れんばかりに授業をするような時代はすでに時代遅れになっていたことを「代々木ゼミナール」は気づくのが遅すぎたのではないでしょうか。

少子化による、マーケットの縮小」を見据えて、土地建物を転用しやすくしていた、という噂は流れているが、それはそれとして、時代に合わせてビジネススタイルを変化させることができなかったこと、急激な閉鎖と解雇、っていうのは別問題だからなあ。