"権利には義務がつきものです!"

はてなで不人気な言葉ベスト10に入りそうな言葉。


権利については、新書も読まず、テレビも見ないのだが、ちょっとコメント。
内面の権利は基本的に認められ、外的な権利は、他の権利との調整による、通常は内面の権利が優先、っていうのが今のところの立場。
ので、殴る権利より殴られない権利が優先され、見せる権利より見ない権利の方が優先する、そんな見解。ここで、人間は生きる上で、意図せぬ、もしくは不可避なノイズを発さざるを得ないため、一定のノイズは容認する必要がある、そんな見解も持っている。留保のない生の肯定を叫ぶ人には人気が無いが、「煩い、電車の中でラジカセ(死語)を鳴らすのヤメロ」「おまえこそ息が臭いから息を止めろ」というやり取りに一定のジャッジを下せるものと思う。


話を戻すと、「表現の自由」は、内面の権利、もしくは手の届く場所に関する権利であって、スピーカーや印刷所、テレビやラジオを通じた表現には、その『声の大きさ』に応じた権利の調整が要請されると思ってる。「ちょっとでも何かを規制すると、ニーメラーさまがやってきて、完全規制に至ってしまう」って言う人も多いけど。