"「傷口には砂糖!」英国の病院でアフリカの民間療法が抗生物質よりも傷の治癒に効果を発揮している件"

http://irorio.jp/kondotatsuya/20130217/47198/

えー、ある人が、寒くて震えていたとする。
「温めればいいんじゃね?」
ある人が熱くて苦しんでいたとする。
「冷やせばいいんじゃね?」
乾燥した部屋で、咳をしていたとする。
「加湿器置けばいいんじゃね?」
ジメジメした部屋で皮膚炎になっていたとする。
「風通しよくしたほうがいいんじゃね?」


人間には、至適な環境があり、それを上回っても下回っても健康には良くない。なので、加湿器は冬に良くても夏に悪く、冷房は夏に良くても冬にはつけない。こういうことは、わざわざ前置きにすることもない周知の事実だろう。「科学技術の粋を集めた暖房器具より、古来から伝わる団扇のほうが効果的」な場合だってある。夏とか。
でまあ、傷の治癒には至適な(湿度的な)環境があり、それを上回っても下回っても健康には良くない。室温や室内の湿度については自明であっても、この点はそれほど普及した概念にはなっていない。ので、傷の治癒の話をするときに、前提条件を話さないと(それが「前文」ってやつだとおもうのだが)、妙な話になる。
「科学技術の粋を集めた冷房器具より、古来から伝わるカイロのほうが効果的」な場合だってある。冬とか。
みたいな。