コネクト

♪交わした約束忘れないよ 目を閉じ確かめる〜 …は、魔法少女の主題歌か。

機器を整理していたら、とある機器のACアダプタへの接続が、RJ-45コネクタになっていて少し驚いた。細かいことを言わなければ、普通のACアダプタのコネクタより爪がついている分抜けにくく、無線LANなどネット関係のような、隅っこで固定して使う分には好都合なのかもしれない*1
どこかで、LANケーブルを用いてアナログ信号を送るコネクタの話題で盛り上がっていた*2。値段は1000円程度と安く、オーディオ信号をデジタル化して送受信し、ノイズの影響を避け、という代物でないことは確実だろう。単なる三芯だか四芯だかのケーブルの余りはなく、RJ-45のケーブルなら余り物が存在するという前提なら面白いかも*3
スピーカーケーブルでも、アンプ側のスピーカー端子がRJ-45のものもあるらしい*4。スピーカー側は、デフォルトは、バラ線のネジ・バナナ兼用ターミナルや、スナップインターミナルだけど、2P標準ジャックやミニジャック、XLR-3-32…と、よりどりみどり。

一番出番が多い、低電力オーディオ信号はミニプラグが多い。ただ、これは信号の伝達と、プラグの保持を同じパーツで行なっているので破損や接触不良が多い印象。だからといって、携帯音楽再生機器のヘッドフォン端子を、標準プラグやキャノンプラグにするのは非現実的だし。ヘッドフォンの末端をミニプラグとし、ねじ込み式の専用ミニ→標準プラグ添付というのは中庸とはいえるか。ねじ込み式であれば、ミニプラグ先端にかかる応力をネジで受け、信号端子へのストレスを減らすことができる。最近のコネクタ類だと、micro-USBのコネクタが格好いいかな。

ああ、今まで気が付かなかったけれど、ミニプラグや標準プラグは方向性を考えなくていいので挿しやすいんだな。ミニキャノンコネクタなんか、iPodに付けたら9割5分は発狂する。

映像伝送(コンポジット)で基本になるのはRCAピンコネクタで、一信号一コネクタなのは潔い。しかし、スペースを莫大に消費するのが欠点であり、デジカメの映像出力では多芯ミニプラグで代用されている。専用設計なので、紛失するとちょっと困る。ビデオカードのアナログ入出力には、以前はDINコネクタでカードに繋ぎ、アナログ危機にはRCA用いていた例が多かったかな。

 現在、本家本流のUSB。キーボード、マウス、RS-232C、パラレル、SCSI、そういったレガシィ接続を概ね代替した感はある。USB 2.0で速度は充分なものになり、電源供給もなされるため、バスパワー機器も多数に。コネクタの設計には、「ファミコンだかスーファミのコネクタを参考にして長方形のデザインにした」という話はあるが、金属製の外枠は結構疲労しやすいのか、着脱が多く、コネクタに負荷がかかる使い方をするとすぐにバカになる。とはいえ、これは当分変えられないだろうな。

*1:机上のハンディークリーナーとかラジカセにACアダプタを繋ぐ場合、足を引っ掛けた時にケーブルが抜けるほうが便利かもしれない

*2:http://hardware.slashdot.jp/story/12/08/17/0258231/

*3:先の記事には、トランスを通して平衡伝送するといい、という話はあった。

*4:http://www.nuforce.jp/desktop/products/icon2_01.html