京都で重大事故、運転手には「てんかん」らしき既往

進化したドライバーモニター

元々トヨタの一部車両には「プリクラッシュセーフティシステム」として、ブレーキの踏み込み速度やミリ波レーダーを用いた車両周辺の対象物との衝突可能性を検知した上で、ドライバーへの警告とブレーキ動作のサポート、特殊シートベルトの巻取りで乗員の安全性を高める機能が導入されている(【「プリクラッシュセーフティシステム」説明ページ】)。

今回新規に導入された「進化したドライバーモニター付きプリクラッシュセーフティシステム」の「進化したドライバーモニター付き」の部分は、ハンドル近くに取り付けられたドライバーモニターカメラ(近赤外線LEDを6個内蔵)を使いて運転手のまぶたの動きや顔そのものの向きから、居眠りしているかどうかを検知するもの。運転手が居眠りをしているのではないかと判断できるようなまぶたの動きをしていた場合、警告音を発して「起きる」よううながしたり、既存のプリクラッシュセーフティシステムと連動してブレーキが自動的にかかる仕組みになっているという。

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2008/02/post_3152.html

一部報道によればこれらの安全装置をすべて導入すると、普通の自動車では50万円近い経費がかかるという。これを高いと見るか安いと見るかは個人の判断に任されるが、安全の確保がお金で担保できるのなら安いと考える人は多いだろう。

"アテンションアシストは単なる居眠り防止にあらず"

 新型Eクラスにはアダプティブハイビームアシスト、レーンキーピングアシストといったハイテク安全装備が多数装備されているが、なかでも興味深いのは「アテンションアシスト」だ。

 アテンションアシストはドライバーの状態を車が検知して、疲労していたり注意力散漫になっていたりするときに音とメッセージで警告を発し、事故につながるような事態を防ぐ。ドライバーの顔をカメラで撮影し、目を閉じている状態が続くと警告を発する技術がすでに他社で存在しているが、Eクラスのアテンションアシストは、ドライバーの運転やオーディオをはじめとする装備の操作、走行状態をモニターすることで、ドライバーの状態を検出、解析するのが大きな特長だ。

 「カメラなどの特別なデバイスなしに、ドライバーの状態を検出したかった」とこのシステムの開発を担当したヨッヘン・ハーブ氏は言う。検出に使用するパラメーターは70以上にのぼるが、なかでも大きな役割を果たしているのがステアリングの舵角で、舵角センサーは通常よりも精細に舵角を検出できるものを採用した。

アテンションアシストの警告表示 ステアリング操作をはじめ、70以上の項目からドライバーの状態を検出する

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090527_170196.html

 舵角が殆どゼロ→急に大舵角 みたいなときに警告するようだ。

日野のドライバーモニターはPCSのオプションっぽい。

昼夜を問わずドライバーの状態を検知。
ドライバーモニター(PCS専用オプション)

走行中のドライバーの顔の方向や眼の状態をモニターカメラが確認。追突の可能性がありながら、ドライバーが正面を見ていない場合などは警報音で警告。さらに衝突の可能性が高まるとPCSを早期に作動させます。

http://www.hino.co.jp/profia/anzen/index.html

自動ブレーキ

スバルやボルボ、他のメーカーもあったかも。

追記:どこのメーカーも、PCS出してるが、国交省との折衝が最大の難関な模様。

プリクラッシュシステムは衝突時の被害軽減が目的で、装置への過信を戒めるためにも衝突前の停止は行われていなかったが、2008年発売のボルボ・XC60に搭載された「Volvo City Safety」は9mph (15km/h) 以下に限定して衝突前の停止も自動で行う[6]。2010年発売のスバル・レガシィに搭載された「EyeSight (ver.2)」では30km/hにまで対応する。両車とも運転者が依存することを避けるために衝突ぎりぎりまでブレーキは掛からず[7][8]、これによって自動ブレーキを認めていなかった日本の国土交通省の認可も受けることができた[9]。

フォルクスワーゲンパサートCCに2011年に搭載された「シティエマージェンシーブレーキ」は30km/h未満での走行時に完全停止も可能[2]。メルセデス・ベンツ Eクラスに2011年に搭載された「RRE-SAFEブレーキ」は30km/h未満で衝突回避をサポートする。2012年発売のマツダCX-5に搭載された「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」は約4〜約30km/hでの低速走行中に衝突回避をサポートする。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0

条件によるだろうし、もしかすると「PCSが付いているからブレーキ踏まなかった。ブレーキ踏まずに衝突したのはメーカーのせい。あ、おいら任意保険どころか、自賠責も入ってないや。支払能力ゼロwww」という加害者側の訴えに対して、「加害者のせいにすると、被害者にオカネが入らない。メーカーのせいなら、被害者にオカネが入る。結論。メーカーのせい」というデカルト案件になるかもしれん。


プリクラッシュセーフティシステム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0