レンガを積む男

二人の男がレンガを積んでいたので、何をやってるのか聞いてみたら、

一人目は「レンガを積んでいる」と答え

もう一人は「教会を造っている」と答えた

5年後の二人の人生には大きな差ができた

http://anond.hatelabo.jp/20100514001642

「人生のプロジェクト」という本の冒頭らしい。




1年後
一人目はレンガを積んでいた。
もう一人は、教会建設の管理をしていた。「教会の煉瓦を積むことが、天国への近道なのです」と教えを説き、信者を動員。あっというまに教会は完成した。


2年後
一人目はレンガを積んでいた。
もう一人は、国の中枢に近づき、教会建設に関与した。全国に教会が建った。一人では何百年かかっても成し遂げられない成果である。


3年後
一人目はレンガを積んでいた。
もう一人は、海外派兵を考えた。自国の教会建設は飽和したが、海外ならまだ余地がある。


4年後
一人目は徴兵され、レンガ造りのビルの間を行軍していた。
もう一人は、レンガ造りの現地司令部から指令を出してしていた。「弾丸がなかったら煉瓦でいくんじゃ。文句を言う奴は異教徒じゃ」ここで軍功を上げれば、自分の名がついた教会が建つぞ。


5年後
一人目はレンガ造りの墓の下にいた。
もう一人は、レンガ造りの料理屋を経営していた。