自己責任の設定

100じゃなければゼロですか、という不良少女でもなければ、たいがいの事象は100とゼロの間にあると思ってるんじゃないかな。


さて、歩道を歩く歩行者に自動車が突っ込む事故の場合、歩行者の過失を問うことは不当だ、と思っている。
もちろん、目立つ服を着るとか、後ろを注意してクルマが突っ込んできた瞬間ジャンプするとか、道路を歩かないとか、自衛策は考えられるけど、そんな出来もしない自衛策の不履行でもって被害者の過失責任を問う注意義務設定は不当かな、という感じ。


これが、歩道を歩く歩行者が、そこそこのVIPなら前後にSPが付くとか、もっとVIPなら自動車の突入阻止にパトカーが前後に伴走するとか、やんごとなき人なら、道路自体を封鎖するかもしれないが、だからといって、撥ねられた人間に「このような自衛策が取れた筈。採らなかったお前の自己責任」という社会はどうもねぇ。