MFiかう

 巻頭のコラムで、トラックの話。
 ボルボのトラックは、操縦しやすく、快適で、高いが燃費が良いので高い購入価格は回収できる。だけど、過積載は絶対できない、と。
 えーと、昔だと、欧州のトラックはコイルスプリングだという。性能はいいけど、荷重を掛けすぎると底突きしてしまう。一方、日本のトラックはリーフスプリングで、性能は悪いが、(非線形な特性であり)過積載にも耐える。サスで吸収できない振動は、キャビンを浮かせることで吸収するが、そのため路面の情報がドライバーに反映されず…とかなんとか。イマでは特性を変化させることのできるエアサスがあるけど、まあそんな話かもしれない。燃費については…なんだろ。
 そんなわけで、軸重規制もあり、トラックはガラパゴス状態だという。日本特有の規制が撤廃され、高級トラックはボルボやベンツ、安価なトラックはヒュンダイ、という日も来ないとも限らない。そういう規制問題は、別の議題とリンクしていたりするし、死刑制度や秘密尋問に代理監獄を護持するためには、トラック業界なんて些細な問題、と考えかねないし、自民党は…って、野党なんだっけ。


 ついでにいうと、MFiだか福野だかの記事で、バス製造現場の紹介をやっていて、会社ごとにオーダーメイドでボタン類やら内装の艤装しているのを、さすが日本、と賞賛していたが、ある程度値段の差が開くと、「吊るしで結構っす」となったりしないとも限らない。