"コミケに行く人が自費出版ビジネスに引っかけられた"

共同出版とか自費出版とかの話のリンク元を辿った中に、文芸社自費出版ビジネスで悪評が多い会社の一つ)で自費出版した人のブログがあった。断片的に語られた情報によると、以下のような感じだったそうだ。

http://piro.sakura.ne.jp/latest/blosxom/topics/2009-01-31_jihi.htm

これまでに色々な所で「自費出版はここがインチキ」と指摘されているポイントのいくつかについては、担当者は事実を一応は話していたようだ。ただ、「今回の出版では儲からない。が、次のチャンスに繋がる可能性はある。そのための投資として出そう。」という風に口説いたのは、いただけない。作家としての「次」に……ましてや、「プロ」になんてまず繋がらないのに。

 
自費出版ビジネス、ワナビジネスについては、こちらのサイトでよく取り上げられている。
http://scientificclub-run.net/index.php?UID=1231502274

すっげーぶっちゃけていうとワナビに出版というエサをぶら下げて金を絞る取る商法ですな。一見リスクを共同負担するように見せかけて、一冊も売れなくとも、出版社に利益が転がり込むことになっているパターンがほとんど。

http://scientificclub-run.net/index.php?UID=1156589460


報道
http://www.news.janjan.jp/media/0610/0610243334/1.php

これは文芸社が、文芸社の商法を批判した冊子を作成した出版業者の渡辺勝利氏を名誉毀損で提訴した裁判の中で、文芸社の社員が証言して明らかになったことです。加算している利益の額はわかりませんが、渡辺氏は裁判の中で、私の本の見積金228万円のうち少なくとも120から150万円程度が文芸社の粗利になっていると推測しています。

http://www.news.janjan.jp/culture/0509/0509262986/1.php


なんていうか、士族の商法というか(←誤用。*1)投資商法というか。
「1億円が当たるかもしれない」と、宝くじ券を、一枚一万円で売るわけだ。店頭で300円のを。
普通は買わないだろうけど、せめて、「いや、店頭で買えばいいんじゃね?」くらいで、でもまあ、買っちゃう人がいるわけだ*2

*1:士商法(サムライ商法、のが近い)

*2:ITバブルなんて、宝くじ券のオークションだ、という説だってある。