出動件数が67292件、そのうち「緊急性なし」と判断されたケースは1686件です。全体の2.5%くらいですね。「にきびがつぶれた」等のエキセントリックな事例を持ち出すことで、あたかも「緊急性なし」=「不心得な119番通報」であるかのような印象づけが行われていますが(生活保護の受給者に対してよく使われる手です)、実際のところはどうでしょうか? 医療の専門家が見れば「緊急性なし」でも、心配性の素人が見れば一大事!というケースも多いでしょうから、「不心得な119番通報」はせいぜい1%あるかないかぐらいに見積もっておいた方が良さそうです。
http://blog.goo.ne.jp/rebellion_2006/e/1b78f804e3d47949e0e9a910c4009b54
値引いている。
この記述から引き出せる範囲で、各年度の平均所要時間を整理してみましょう。
平均所要時間
http://blog.goo.ne.jp/rebellion_2006/e/1b78f804e3d47949e0e9a910c4009b54
97年 5.6分
03年 5.7分
04年 5.7分
05年 5.7分
06年 5.7分 救急車1台追加
07年 5.7分 救急車2台追加
「停電が無いから、原発は要らない!」
というエントリーを思い出した。
「凶悪犯罪」も、「適切(医療側が考えている)にもかからわず訴訟される案件」も、確率として稀にも関わらず、現場の行動に大きな影響を与えている理由を考えると面白いかもしれない。
このへんは、前に引用した。
http://d.hatena.ne.jp/REV/20080814/p5[質問1]運用から一年間で、小平市内の救急車の出動において、救急搬送トリアージ基準に基づき緊急性が認められないと判断された事例は何件で、それが救急車の出場件数に占める割合は何%だったか?
[答弁1]昨年6月1日から本年5月26日までの小平消防署の実績は、救急車の出場件数が7923件で、うち自己通院が可能と判断した事例は18件、出場件数に占める割合は0.23%とのこと。
[質問2]その事例のうち、本人の同意が得られ救急搬送を中止した事例は何件だったか?
[答弁2]中止した件数は、18件中7件。
「不心得な119番」
という言い方でないところが、抑制されていていいですね。