例えばある事象Aが起きて、それを部長に伝えなければならないとする。
社員Aの伝え方。
社員A「部長、事象Aが起きました。詳細はメールで。」
部長 「あぁ」
社員Bの伝え方。
社員B「部長、最近ゴルフの方はどうですか?」
部長 「あぁ、あまり調子出なくてな」
社員B「最近お忙しそうですものね。なかなか練習も出来ないですよね。今度一緒に連れてって下さいよ」
部長 「そうだな。今のプロジェクトが終わったらいくか」
社員B「ところで部長、実は先日事象Aが起きましてね…」
部長 「ほう、そうか」
社員B「でですね、それがどういうことかと言いますと…」
以下、続く。
極端な例かもしれないが、コミュニケーション能力が高いと言われるのは得てして社員Bの様なタイプである。
http://d.hatena.ne.jp/rintaromasuda/20070601/1180649356
報告された事象Aが、対策や対応に政治判断が要らず、必要な要件がメールで判断がつく、つまり部長より社員Aが十分賢いか、逆に、部長が社員Aより十分賢い、もしくは処理プロセスがルーティン化されている場合、社員Aの手法は有効だと思うけど。
もっとも、事象Aを社員Aがどう解決するか、というレベルの話より、事象Aを部長を含め、どのレベルで解決するか、というアプローチの方が有効で、それは社員Bの属する課長、部長にとっても同様で、すると事象Aが起きる度に社員Bが部長とゴルフをして解決が社員Aになってくる、というオチになりそうでアレ。