日本刀に関する不思議な話

http://d.hatena.ne.jp/mujin/20070508/p1
 んー、日本刀で人を切ったことは無いし、戦史の本も持っていないし、歴史シムもやっていない俺だ。
 と前置きしておけば、みなスルーしてくれるかな。

研ぐ話

 刃物は、普通、峰から刃へ向かって20〜30°位の浅い角度で作られ、刃の部分で30°〜45°にしてある。刃の部分が鋭過ぎるとすぐに欠け、鈍いと切れない。
 で、刃の部分は顕微鏡で拡大すると、微細な凹凸があり、対象の繊維に滑らせて引くと、それが繊維と噛み合って切れる。ので、薄い紙を挽くと肌が切れる。けど、髭は剃れない。
 動物を切ると、この凹凸に脂が溜り、引いて切ることができなくなる。ので、金属の棒で擦り、脂を落とすことがある。もしろん、この凹凸がなくても、刺して割くこと、叩いて割ること、圧し切ることは出来る。一般家庭では、包丁はそうやって使うらしい。
 この金属の凹凸は磨耗しやすいので、ある程度刃物を使ったら、仕上げ砥石、細目の砥石で砥いで回復させる必要がある。これは素人でも出来るような気もする。
 ただ、適当に研ぐと、刃先が厚くなるので、適当な時に砥ぎ屋に出し、荒砥で形を整えた方がいい。これはプロの分野かも。特に、蛤刃なんかそうだろう。刃こぼれしたときもおんなじ。あんまりはこぼれしたときに、焼きなまして叩きなおすのかどうかは不明。

鋸刃

 押して引くことで、高い圧をかけて「切る」ことを実現するのが曲刃だとおもうのだけど、それはそれとして、殴りつけて叩き切る分には、刃先のシャープさはあまり関係ない気も。

 

日本刀の地位

 なんか、WWIIのピストルとか、サブマシンガンのようなものと想像しているんだけど。名槍は小銃みたいなもの。弓や火縄銃は、榴弾砲みたいなもの?