ハルヒエヴァ論の周辺で

このへんの続きだけど。
http://d.hatena.ne.jp/REV/20060707#p1


 オタク*1から、マンガアニメPC、オタグッズを捨てさせれば解決するか?なかなかそうはいかないだろうな。エルメスでも与えておければ、概ね問題は解決するけど、それこそパンが無ければケーキを食べろのアントワネット問答で、エルメスの不在こそが問題の源泉っぽいし。
 で、作品中で、主人公*2が、現実回帰すれば、オタクは現実回帰できるのか?主人公やヒロインが、読者に向かって現実回帰を叫べば、オタクは現実に帰れるのか?読み終えたオタクは、Blogにこれは良いメタオチですね、とカタカタして、次の作品に取り掛かるだけじゃないかなと思う。という話は、エヴァの頃に散々されていたような気もする。シンジくんが、映画版のクライマックスでエヴァに乗ることを選び取り、成長した*3としても、オタクたちは、感動しました、ハイハイ次次、とオタク消費を続けるだろう、という作品外の観測もあれば、「シンジには敵があり、味方があり、そしてエヴァがあった。一方、俺達にはスーパーフラットな郊外しかない」と評されるかもしれない、という、作品評価の観測もあるし。



追記:特に誤解されているわけではないのだけれど、今後の誤解避けに追記を。
 オタク*4が成長*5へ至る経路は色々あって、近道も抜け道もワームホールも無いのではないか。ある提案を、それが「最善で最適で努力も要らずリスクも無い、魔法のメソッド」で無いからといって排除するのはどんなもんかな、というそれだけの話。

アニメ史的な意味合い

http://d.hatena.ne.jp/blackpig/20060711/1152549613
http://d.hatena.ne.jp/blackpig/20060711/1152551499

イデオン』とか『マクロス』とか、もしくは『セーラームーン』などに類するブームという位置づけが相応しいように感じる。

涼宮ハルヒの憂鬱」ファンとしては、『マクロス』に並べたら光栄かな、と思う。例のリストにも参加できるかな。


いつもの年表
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/Dojin_chronicle

*1:あんまり好きじゃない言葉遣いだけど、まあ、一般的な意味で

*2:シンジとかいう名前だったり

*3:成長は未定義としておきます

*4:未定義

*5:未定義