artというか文脈というか

 Artの話を読んだ。
 いや、Artistでも芸術家でもない俺様が文字列をタイプするね。
 作品というかプロダクツというか、そういう何かを摂取・享受・鑑賞するときには、ユーザーに何らかの文脈が誘導されると思うのだ。ユーザーが普段使っている文脈と、誘導された文脈とのズレを楽しむのが「芸術」みたいな何かだと思う。
 古典的な芸術は、ユーザーのちょっと上、うんと上を目指すという古典的な差異化だし、利休的な、オレオレ文脈の提示もあるし、ある種の現代芸術みたいにユーザーの文脈に挑戦的な文脈の提示もあるし。ユーザーの文脈に直撃な作品作りをすると、芸術性が低いとする評価が与えられることもあるけど、もちろんユーザーの文脈によっては以下略。
 どういう文脈で消費したらいいのか分からないユーザーに、読み方を教えてあげるのが評論家の役割じゃないかとおもうのだが、それは思うだけ。