今年のゲーム、など。

 TH2(X)に、100点を入れた人間の精神を疑う書き込みを見た。いや、疑う気持ちも十分理解できるのだけど、もう、通貨単位が違うと思って許してやってね。あっちは100ドルとか100ヘセタとか、そんな感じなんでしょう。こう、得点をつけさせると
Fate       200てん
月姫       190てん
空の境界     185てん
(嫌いなゲーム) -200てん
とか、平気でつける人種なんでしょう。100点満点で。

 さて、作品の評価って難しい。食べ物のようなものかな。紅茶にスコーン、中華定食、ピクニックで歩いた後のお茶とおにぎり、牛丼、満腹時のフランス料理のコース、そして味覚音痴の幼馴染がつくる手料理(は、不幸にして食べたことは無い)。どれを美味しい、と決めるべきなのだろう?味がこなれていない革新的な料理と、安くて旨い、有名料理人のパクリ料理。どっちを誉めるべきなんだろう。それとも、「ゲームを正当に評価する自分」を捨てて、プレイするゲームプレイするゲーム、300点とかつけるべきなんだろうか。


http://d.hatena.ne.jp/REV/20051210#p6

追記
と、形式疑問文を投げておいて。
時折、自分のつけている点数に懐疑的になる人間がでてきます。
そういう人には、尺度という概念のリンクを示すことにしています。
http://grace.ceser.hyogo-u.ac.jp/sta/scales.htm

ある程度、まともに点数をつけている人は、自分の点数が少なくとも順序尺度であり、間隔尺度として運用できることが理解できるようです。一方、たとえば、月姫300点、というのは名義尺度であり、計算することは無意味でしょう。