「いい人」というのは悪をなす際の無能である。
という文章を読む。警句っぽい言葉は大好きで、自分の場合、こんな感じ。


「いい人っていうのはね、最低から二番目の褒め言葉なんだよ」
ちなみに、ここで「最低は?」と訊かれた場合には
「ユニークな人」
って返答します。
いや、かもりん好きだよかもりん。

で、リンク先を見ると、
http://imaki.hp.infoseek.co.jp/r0201.shtml#0300

 つうわけで誰か、桑田乃梨子のファンにはお勧めです、とか、わかつきめぐみSo What?」 のファンにはお勧めです、とか書いてくれないかな、と思ってるのですが。

 という文章が。
で、

 梶尾慎治は、白泉社文庫版のわかつきめぐみSo What?」2巻の解説に次のように書いている。

 私のSFの中では、「時間の壁」とか「生と死」といった人間の手では、どうにも補いようがない事象によって“愛”が引き裂かれ、それを人間の技術や智恵によって何とか解決してみようとする努力が描かれます。それが、ハッピーかアンハッピーかは別として、奇想で不可能な愛を成就させようとする行為……に魅かれるのです。

 と、時間SFの話に。

 だが「圧倒的な幸福」が「彼女(たち)にとっての幸福」であることに君は気付いたか。われわれはもう、ヒロインの幸福しか自分の幸福として認知できない。なんつってな。これはギャルゲー以前にもっと昔から、男は女を幸せにするもんだ、というフィクションを刷り込まれてきたせいかもしれない。女の子は男の子に幸せにしてもらうものだ。そして女の子を幸せにするのが男の子の幸せだ、ってなタイプの発想は、随分と馴染みがある。

 そのまま遡ると圧倒的な幸福の話に…

>われわれはもう、ヒロインの幸福しか自分の幸福として認知できない。