群青の空を越えて 感想の感想

http://www.geocities.jp/judge13th/o18/gunjyou.html
リンク先は、力作な長文感想。もちろんネタバレ。

 感想の感想を書く。一発の弾丸。政治的にみれば、どちらが先に撃ったかなんて問題ではない。その後の対応だ。撃つか撃たないかは、個人の実存にとって意味があるが、それ以上は、軍を派遣した司令部側の責任だろう。盧溝橋事件なんていうのもあった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%A7%E6%BA%9D%E6%A9%8B%E4%BA%8B%E4%BB%B6
もし、司令部が発砲を禁止していてなおかつ美樹が発砲したなら、彼女を裁判にかけて停戦を継続するべきだったし、逆に彼女を象徴に祭り上げて開戦したなら、どっちみち政府の責任。ちなみに、「撃てない」諒と共に飛んでいたからこそ、美樹は「諒が撃たれる前に」発砲したのではないかと、ちょっと皮肉な見解を持っている。
 で、Judge氏の感想にもあったが、この話、架空のものだけど、1ピコ%位ありえない話ではない。どっかの学者が元経済圏を発表。台湾独立宣言。着上陸を図る(中略)軍。激戦の上、上陸軍は撃退するも、海峡を挟んで航空戦が続く。一応中立を守るアメリカの機動部隊。紛糾して進まない安全保障委員会。拒否権を発動する露西亜。地上軍の再上陸こそないものの、強まるシーレーンへの圧迫。日本への支援要請。戦争反対を叫ぶ社民党…。やっぱり、戦争は悪なので、降伏するのが正義になるのかな。

 エロゲ的には、主人公は実は革命の英雄の子孫で、日本でパイロットの訓練を受けていて、義勇兵として渡るわけだ。あ、5人のヒロインごとの独自シナリオ、それぞれのバッドエンドが脳裏に浮かんできた。巨乳メガネは要らないので頭の中から追い払っておこう。