SRの感想

http://d.hatena.ne.jp/hajic/20050724/p2#seemore
このへんで熱い議論が。

私の主張をまとめると以下の通り。クリスはトルタが本当に好きだが、人を愛することへの極度の恐れから、常に彼女を避けることを選択し続けている(故にトルタを避けることができれば、誰とどうなろうと構わない)。アル(フォーニ)はクリスの恋人であり、またクリスのことが本当に好きだが、クリスの本当の想いを(そして自分の命が長くないことを)知っているので、それではいけない=クリスにはトルタと結ばれて欲しいと考えている(だからこそ、フォーニエンドにおいてさえも彼女は旅立つ)。トルタに関しては言うまでもなし。以上の三つの要素から私の導くハッピーエンドとは、クリスとトルタが結ばれるというものでした。

 さて、SRをプレイして数週間。プレイの記憶も薄れて来た。そのなかで、鮮明に残っているのは、ファル様問い詰め告白シーン。一周目ヒロインルートのエンディングの嫌さ加減。そして、クリスの特権的役割。そこから導き出される感想は。
 ・政治的に正しい愛というものがあり、要するにトルタルートであると示唆される。
 ・保護したり利用したりという、一方的な"愛"は、政治的に正しくないとされる。
 ・アルとしてのアル、事故前のアルは、リセのような存在で、フォーニとしてのアルは、保護者という存在だった。
 トルタも保護者といえば保護者なんだけど、こう、なんというか、一方的に許す存在。本来は葛藤を生んでしかるべき、1/20日のイベントは、シナリオ構成の援助を経て、華麗にスルーしている。結果うまれたのは、クリスを一方的に愛してくれるちっちゃなお母さんを回復する話。これはこれでよいのだと思うが、例えばエロゲのありえないハーレムエンドのように、これはこれでよくないと思う人がいてもおかしくは無いかな。このへんのことは、もう少し詳しく記述を試行する予定。