ジャンル分け;ミクロとマクロ

 本屋に行くと、棚がある。その二列ほどには、電撃や靴なんかが並んでいる。隣には、コバルトやルビーや豆。それらは文庫コーナーの一角に過ぎないわけで、その向かいの棚には、大手出版社の文庫が並ぶ。その脇には新書が並び、壁際には実用書や教科書、児童書が並んでいる。で、隣のフロアにはCDやDVD。
 そんな状況で、これはラノベだとかラノベじゃないとか言ってみても仕方無いような気が。レーベルの内部では天と地ほど違うのかもしれないけど、じゃあ他の棚に入るかっていうと、そこまで異色ではないのではないかと。ジャンル分けに意味は無い、といっても、広い意味でのラノベを、実用書の棚とか、CDの隣に並べても面倒だし、さりとて狭い意味でのラノベ、靴のような、に押し込めてもあれだし。