ラノベの定義とアイデンティティーのクライシス

http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TODAY.HTM
ちょっと拡張した意味でのラノベは、絵と文が必須です。
文字が書けて、しかもイラストが描ける人間は、それなりにレアなため、ラノベの発行には編集者の存在が重要です。同じ文章を投稿し採用されたとしても、ラノベレーベルであれば原画師を手配し、いかにもなラノベになり、そうでないレーベルであれば、普通の小説になるでしょう。そのへん、区切りが明瞭な方向。


 飽きてきた。


 ネットで巡回しているあたりで、電撃文庫なりなんかの作品を指差して「これはラノベではない!」とか言い出したり、○○面白いよ、という人に「その本はラノベではありません!ラノベ以外を読むなんて、お兄様、堕落しました!!」なんていう偏狭な人間は見たこと無いけど、「ライトノベルファン」に「銀英伝」を推奨すべきかどうか、という問題が、ラノベファンのアイデンティティー問題を刺激した模様。


http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/lightnovelnumbers
この、発行部数リストを眺めると分かるとおもうけど、星海とかマリみてとかジャパネスクをどう分類しようか、いつもちょっと悩む。ある人が、「ラノベとは〜」「ラノベの中で〜」と言った時に、どこまでをラノベと見るかという境界問題は残る。

自分の行動を弁護するために、自由を持ち出す人間は(以下略

http://addb.s247.xrea.com/index.php?Diary%2F2007-08-24

現在のところ、日本においては肖像権に関することを法律で明文化したものは存在していない。しかし、人格権に関しては一般に民法によって判断されることが多い。財産権に関しては立法化の流れも生まれている。

米国においては、被写体の肖像権よりも、写真などの撮影者や、それらを加工した編集者の権利が最優先されるという考え方が一般的である。 これは米国憲法修正第1条に定められている「表現の自由言論の自由」は民主主義の絶対条件であり、「何ごとよりも優先される」という考え方によるものである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%96%E5%83%8F%E6%A8%A9

街頭で無断で写真を撮られてウェブ上に掲載され肖像権が侵害されたという訴えに対し、侵害を認めて35万円の賠償を認めた判決が出た。

http://blog.goo.ne.jp/satobo3104/e/d50e30d4b4520b6c5dfeea6b4b9f8296


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http://q.hatena.ne.jp/1168396004

某イベントの某騒動について、感想を記録しておく。

 意図と、行為と、結果(影響)が錯綜しあっていて、事実認定だけでなく、その価値判断に差異があって、そこが争点になっている模様。
 行為自体は、「一般入場者A氏が、サークル参加者B氏らを撮影しようとした」未遂の行為らしい。写真撮影未遂という、事実認定を超えて、行為者(ら)の意図、被害者の被害、を推定することは、容易なことではない。
 一つの証拠として、mixiに文章が載っていたらしい。面倒なので一文字も読んでいないけど。周囲の情報から類推すると、B氏らを撮影し、個人情報を取得し、ストーキングに類する行為を働こうとするような会話がなされていたようだ。
 無断写真撮影は、コミケのあちこちで発生した。しかし、この件では、事前の情報が流れていた点で、それらとは区別できる。よく、マヌケなネットワーカーが、地域のイベントや学校に「殺人予告」を出して、逮捕されるようなものを連想した。単なる、個人を識別しないスナップ写真ではなく、顔写真を特定され*1、ストーキングに繋がることは、個人生活に対する大きな脅威だろう。


 このへんまでは、事実認定レベルだけれど、どの程度組織的に行ったかどうかは、今の所藪の中。


 受け取り方、意図の推定として、単なる撮影(例:一般参加者の無断スナップ)とみなすのは、軽めだと思う。ただ、団体Aの組織的な関与、及び、団体Aの背後にあるとされるC派の関与については未知数。


 

*1:尾行の意図の有無は知らない