雑記

オーバーホールの喩え

 乗用車のエンジンは故障することはある。
 しかし、滅多に故障するものではない。
 オーバーホール、分解して清掃再組立てを行うと費用は発生し作業時の破損もありうる。
 従って、不調が発生したり、10万km走行したりなど要件を満たさない場合はオーバーホール不要なのではないか


 みたいなオーバーホールの喩え、たいていは分かってくれるのだが「六か月ごとにオーバーホールを行えば無故障で1000万km走れるのではないか」みたいな人が稀にいる。うん。その費用を箪笥にしまっておいて重大な故障があったときに中古車買う資金に充てた方が人生幸せだとおもうよ。

金の国 水の国

原作未読。
タイトルと予告編だけ見た時には、山岳地方で鉱業ベースの「金の国」と沿岸に面し湖沼が広がる「水の国」だと思っていたが、金の国は砂漠に立地し、屋根の上の鯱まで金箔… じゃなくて屋根を金張りにして「金の国」、「水の国」は高い山(3776mではなささおう)や水量のおおい川が流れる高地寄りの国のようである。なんかいろいろあってハッピーエンドになったようだが、これ、「水の国」の県知事が「あんたら、勝手になんかやろうとしてるけど、俺のところの水が減るような工事はゆるさないぜ」と反対したり、「金の国」の国民が「王女と婿が話進めてるけど、ワイはどかないで」「創業30年の菓子屋を壊すな」「コンクリート、じゃなくて石や煉瓦から人へ」「遊牧時代に戻れ」と反対運動を始め、両国の未来は変わらない方が実はハッピーエンドなのではないだろうか。

2022年のアニメ映画

https://hakaiya.hateblo.jp/entry/2023/01/28/123901
たぶん、22作見た。単純に「面白かった」といえばスラダンなのだが、スラダンを選ぶと負けた気がするので投票するなら雀かなあ。団地と水がテーマな映画は見たが団栗は見逃した。


「劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM」は、解釈が難しいので高評価はしていない。それが素晴らしい小説でも漢字が読めなければ放り投げるしかない、そんな感じ。ありふれた形容をすれば「消化しきれていない」というところ。「さらざんまい」の方がまとまっていた気はする。

なんていうか、「オリジナル*1劇場アニメの日を消すな」という使命感がちょっとある。

*1:ぼくらのよあけのような漫画原作、夏トンや君僕(僕君)のような小説原作はオリジナルとは言えないが、「週刊漫画雑誌の人気連載がTVアニメ化され、さらに劇場版もつくられる」モノとの対照として…

雑記

デジタルノギス買った

0.1mm刻みの奴。0.4mmのワイヤー測ったら0.4mm、0.35mmのワイヤー測ったら0.3mmとの表示だった。マイクロメーターだと0.01mmまで測れる(気がする)のに…

 しかし、異世界で工業やるには「A社で作ったボルトと、B社で作ったナットを組み込む」ことができるのが大前提で、「ドワーフの職人が精密なボルトナットの組を削り出す」じゃ無理なんで大変だよな… まあ、「コピペ魔法」で規格通りに作ったパーツを増やしたり、部品は魔法で溶着してもいいんだろうけど。

バッグの補修

 バッグの、モノを引っかけるループがヨレてきた。ゴムの入った綿のテープが縫い付けてあり、ちょっとしたものを挿しておくのに便利だったんだけど。というわけで、革の端切れをハサミで切り、ループ部と端切れに透明なゴム接着剤を塗って、ほんでペッタンコ。これでええかな。
 ループの内部にも革を張りつければやや完璧。

粒度の高い仕事、低い仕事

"「実力主義なら面倒な人間関係は必要ない」はむしろ逆で、ドイツでは出世にコネ必須。"
https://blog.tinect.jp/?p=80235



粒度の高い仕事、低い仕事っていうのがあって、広い仕事、狭い仕事、っていうのかな。
善悪とかそういう価値観を抜きにして。


「別の組織と組む」とか「新しい分野に参入する」とか、そういうのが大きな、粒度の高い仕事で、「一個の刺身にタンポポを乗せる」なんていうのは小さな、粒度の低い仕事。
粒度の高い仕事はコネが必須で、成果報酬的で、何時でも休めるが完遂できなければ休めない。
粒度の低い仕事は(始まってしまえば)コネ不要、ノルマが終われば帰宅(もしくは時間がくれば帰宅)、決められた時間で帰り申請すれば休暇も取れる。


日本の雇用は、両方の悪いところを併せ持ってると思うんだがユーザー的には「良いところを併せ持つ」ことになるのかなあ。