異世界で鉄道を敷設する話を読んでいる。転生主人公のアイディアが金になるかどうかは、最終的には『特許制度』次第であり国王の許諾や『神』の契約なんかがあれば「肉を両面焼くと美味しい」だって巨万の富が得られるし、なければ海賊版だって丸コピーだって通ってしまう。
でまあ、転生主人公が儲ける方法として、重工業や鉄道会社のオーナーというのが考えられるが「濡れ手に粟」っていうわけにもいかないだろう。知識の換金方法としては「安い土地を買って鉄道を敷く」そして、「安い土地を買って、そこにターミナル駅を作って繁盛させる」ではないか。
たとえば、幹線から別の幹線を分岐させる場合、すでに賑わっているベアーバレー(仮称)町にターミナル駅を造ろうとすると、買収は大変でコストも高い。寂れていて、せいぜい古い祠程度しかないビッグパレス(仮称)村から分岐させ、そこに貨車の引き込み線や操車場、鉄道整備基地を建設。労働者が集まり、貨物を扱う商人も集まり、彼ら相手の飲食店も出店。さらに交通の便が良ければ商会の支店も出店され、政府機関も置かれるかもしれない。あらかじめ土地を抑えておけば主人公大儲けである。最終的に主人公は鉄道の博物館を作れる位の富が得られるかもね。(しかし、国王から自己資金でほかの貴族のところに鉄道を敷けと言われて大赤字になる可能性も)