美術展

artizon.museum "空間と作品"

https://www.artizon.museum/

美術館としては新しくアメニティは最高。また、都会の真ん中にあるので『都会は椅子が無い~休むところがない~トイレがない~』って人にはオアシスである。しかしある種の美術館が持つ、バカっ高い天井や広大な展示室っていうものはない。トレードオフっていうものだね。

さて、ブリジス㌧美術館は『空間と作品』というタイトルのキュレーション展をやっている。作品単独ではなくおかれた環境を再現しての展示。近世絵画を近世のダイニングを模した会場で展示したり、襖絵を畳敷きの和室を再現し展示したり。第二部では額縁とのマリアージュに着目。作品ごとに付けられたコメントを見るに学芸員頑張ってるなという展覧会だった。

東京ステーションギャラリー

"空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン"展。
知らなかったが、こういうイラストを描く人。
画一的なビルが並ぶ街と、特徴的な人物というパターンが印象的。


東京ステーションギャラリーは、アクセスは最高だけど狭いのがね…

MOT 高橋龍太郎コレクション

こう、全十数巻の『日本の美術』って本があったとして、最終巻『現代美術』っていうのがあったらこうなるだろうなっていう展示。ボリュームもあり必見といえよう。とはいえ『あれはあそこでみた、これはあちらで見た。作家主体の展示が観たい』って人は見る必要はないかもしれないけどね。

MOT "開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ"

 社会、地域住民、参加者… とのインタラクションを重視するこれぞ『現代美術』っていう展覧会。
 311が日本のアートシーンに与えた影響の大きさを感じる。
 Chim↑Pomなどの展示は前述の 高橋龍太郎コレクションにも。

MOTコレクション 竹林之七妍 特集展示 野村和弘 Eye to Eye—見ること

MOTコレクション、普段は『江東区の美術』みたいな展示をしているのだが今回は作家を絞っての展示。
抽象画は評価しにくい。

NACT" 田名網敬一 記憶の冒険"

知らなかった作家。物量に圧倒される。要素を詰め込んだキッチュな画面は横尾忠則を思い出した。横尾忠則は「Y字路」や「タマ、帰っておいで」など落ち着いた画風の作品群も出してるが 田名網敬一はずっとこんな感じ…

MAM "シアスターゲイツ展:アフロ民藝"

https://www.flickr.com/photos/moriartmuseum/albums/72177720317338559/
MAMは見やすい状況で、モンハン展は行列だった。


図書室を模した展示、インスタレーションっていうのかな、では黒人雑誌 ebonyのバックナンバーが綴じられて収蔵されていた(ような展示。真実は不明)。雑誌を年間で製本し収蔵するっていうのは『知のデータベース』として崇拝するのだが実用性としては電子化されハイパーリンクでパッと見れるのがいいよね。

都美 "キリコ展"

今回、二回目のキリコ展。前回は人が多くゆったり鑑賞できなかったので開幕スタートダッシュで観覧。公式開店時間の10分前には開店していたようで5分前には既に開店済み。まあ第一コーナーを回った頃には貸し切り状態。
 キリコの地平線・マネキン(マヌカン)・定規などの異物 を堪能。シュールレアリズムの『地平線と配置されたオブジェクト』はキリコからダリ、そして日本のシュールレアリストに受け継がれていくのだがその原点。マグリットも好きだけどね。

三井美術館 "五感であじわう日本の美術"

 ビルの8階で、巨大な美術館に比べると小振りではある。「美術の遊びとこころ」シリーズの第8弾。日本の伝統美術は疎いでござるよ。