"陰の実力者"・もしくは"昼行燈で実は切れ者"ムーブ

「大変です!ボアの変異種が出ました。我ら町の衛兵隊では太刀打ちできません!」
「王立騎士団は?領主の直轄兵は?冒険者ギルドは?」
「ダメです。魔導電話*1を掛けたけれども全部出払っていて対応できないとのことです」
「くそっ」


ワイ:「もしもし、騎士団の分隊長?久しぶりだな。例の借りを返してもらおうか。なーに、そちらの任務となっている野ネズミ狩りはワイが引き受けよう。その代わり、ボアの変異種は頼んだで」


一同:「「町は救われた!ワイさんスゴイ!ワイさんスゴイ!」」



…あと五年は昼行燈でいいかなあ…
切れ者は、こういうの五分おきにやってるのかもしれない)

*1:魔導を用いて音声を伝達する魔法。昔は魔力波の大小で音声を伝えたが、最近は小さな妖精もしくは悪魔に音を封じ込めた荷物を持たせるのが主流