2022年に読んだ本(聴いた本)

誤解だらけの徳川家康

 新書をAudibleで。疑問を設定→文献から正否を問う、という学術文かっっていう構成。この文にはこう書いてあるがこれは後世のエンタメで信憑性が薄い、とか、これは二次資料で脚色されているとか、これは一次資料で信憑性が高い、とか。
 ほんでまあ、関ケ原後の家康であるが、この本によると豊臣家を滅亡させるまでの意図はなく「地方の一大名」としてなら存続を許す心算であったと。だけど秀頼方が牢人衆を集め武装蜂起の構えを見せたので冬の陣となり、国替えか淀君を人質に出すかという要求にも引かず籠城の構えを見せたので夏の陣、という説明であった。