カメラとスマホ

https://anond.hatelabo.jp/20221010163747

えー、ASICとかSoCの観点。
フィルムカメラの場合、レンズは凄い素直だという。直線は直線としてフィルムに投影されて明るいものは明るく、暗いものは暗く投影される。基本的に歪はレンズ内で修正される。
これがデジカメになるとそうではないという。レンズと撮像素子はユニットで開発され、歪はASICとかSoC側で修正されるという。また、撮像素子自体RGB等*1のタイルで構成され、それをピクセルあたりRGB何とかビットの画像に構成するのもASICとかSoC側だ。そんなむにゃむにゃでASICとかSoCとかには莫大な負荷が掛かる。スマホは高速なSoCを積んでいるので「複数枚撮影してAIでシャープネス掛ける」なんていう場合には有利ではある。



眼の誕生、名著。
https://honto.jp/netstore/pd-book_02641685.html

ある生物種に『眼』が誕生する。その生物種は獲物を感知するのにも外敵を察知するのにも有利なため繁栄する。『眼』があればクラゲのようにランダムに浮遊するのではなくタコやイカのように方向性を持って移動できるほうが捕食に有利であろう。そして、捕食者にとっては獲物がこちらを見ていないことを察知、捕食されがちな種にとっては捕食者がこちらを見ていることを察知することは重要になる。それは『表情』を読むことに繋がる。このように、クラゲとかサンゴとかイソギンチャクとかウミユリとか方向性のない種から『眼』をもち方向性を持った種へと軍拡競争が進行した。そんな話だった覚えがある。

スマホも、カメラを持ったからこそインスタやTikTok、メルカリが発展しそれらにアクセスするためにカメラ性能や回線幅が向上し… と軍拡競争してる気も。

*1:補色のこともある