椅子と腰痛

何回か書いた気もするが、検索できない。
このへん、全然知らないけど、人間は、脊索動物から脊椎動物、魚類… と進化を遂げてきた。もともとは、お魚さんみたいな真っ直ぐな背骨を持っていたわけだ。そこから、4足歩行の哺乳類を経て、直立歩行の霊長類に進化。しかし、人間の体は長時間座るには進化の時間が不足している。そこで、長時間の着座では色々不都合が生じるわけだ。

腰から背中のあたりは、骨を筋肉で支える構造になっている。充分、筋肉を働かせていれば骨に負担は掛からない。でも、そうすると筋肉が疲れる。で、ダレると筋肉は緊張しないのでラクだ。が、その分、ホネが曲がる。ホネが曲がると、椎間板が傷んだり、ホネの間から出てくる神経が圧迫されたりする。本当は、筋肉が付いたりしている、腱とか筋膜、いわゆる"スジ"も考慮すべきだんだけど知らん。


この、「筋肉とホネのジレンマ」が割合問題になる。フカフカの椅子は、姿勢を支えられないのでホネに悪かったり、姿勢を支える椅子は、着座直後に「固い」印象を受けたり。あ、腰部のポジションを正すことによる疲労を、肩や頭部を保持することにより低減させようとするのが、そういうハイバック・ヘッドレスト付き椅子の目的なんだろうな。