サッカーの話題

サッカーという、素晴らしいなにかがあって、『それに付加された』"過剰なナショナリズム"や"排外主義"がそれをスポイルしており、それらを取り除くことによって、素晴らしいサッカーを作り上げることができる、って考えている人たちと、
サッカーワールドカップには、『その根底に』"ナショナリズム"という原罪があり、それらを後から取り除くことは不可能であり、ワールドカップそれ自体を放棄するしかナショナリズムからの開放はありえない、って考えている人たちがいるような気配がある。
 考えっていうのは、積木のように上下関係が明白じゃないので、「偏狭なナショナリズム」ってピースがワールドカップの上に乗っているのか、下に置かれているのか、考えることの有用性すら証明することは困難な雰囲気だ。
 しかしまあ、「原罪」を振りかざす人は、免罪符の販売人か、自分の敵のみぶんなぐる口実を探している人か、もしくは、アジア的優しさで原罪から解放してあげようとする人じゃないかって邪推してる。