日本電産は24日、2013年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比89%減の45億円になるとの見通しを発表した。従来は23%増の500億円を見込んでいたが、一転して大幅減益となる。スマートフォン(スマホ)などの普及を背景に、主力のパソコン向けハードディスク駆動装置(HDD)用モーターの販売が落ち込む。収益悪化を受け、生産能力の削減など400億円の構造改革費用を計上。1988年の上場以来、実質的に初の普通配の減配に踏み切る。
通期業績見通しの下方修正は昨年10月に続いて2度目。売上高は1%増の6900億円と従来見通しを300億円引き下げた。スマホやタブレット(多機能携帯端末)の台頭でパソコン市場が縮小、HDD用モーターの年間出荷台数は15%減の4億2000万台前後にとどまる。
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNASDD240J4_24012013TJ0000
昔は、日立富士通NEC東芝… とHDDを作っていたが、今ではWD、Seagateという強豪の陰で目立たない存在になっている雰囲気。
「日本はキーデバイスを生産している!」と喜んでいた時代もあったようだけど、スマホタブレットはSSDで、ハイエンドな鯖もPCIeにぶら下がったSSDで、HDDレコーダーも往時のVTRのような必需品ではなく、ニッチ商品化し(大衆はネット配信へ…)、HDD自体、終わコンっぽい。もちろん、2TBクラスのSSDが一万円を切るなんて時代は数年来ないような気はするけど、今、アキバだと120GBが8000円、240GBが15000円程度で買えちゃうしな…。