"幼児的全能感"

これが逆に働けば、自分が幸せなら相手も幸せになるということになる。さらに、自分が悪い子なので厄災が起こった、自分が言いつけを守らなかったので両親がケンカをしている、という理解が生まれる。大人が八つ当たりの言い訳としてそう言えばこの考えを助長することになる。

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通常は成長に伴い、自分と外界の関係がそういうものではないことが理解できるようになるのだが、非常に強いコントローラーの元で、自我を否定し続けられるとこうした全能感を持ったまま成長してしまうことがある。多くの場合、コントローラー自身も全能感を持っていて、自分が思うように相手が動いて当然だと感じており、相手が自分の予想外の反応をすると、混乱して押さえつけようとする。全能感の持ち主は、自分は自己犠牲は良いものであると信じ、善意でものごとを行っているので、それが相手にとって侵入と支配であることに気づくのには大きな困難が伴うことが多い。

某所の、「全能感」の解説探索中。某所の「全能感」は、この文章の"幼児的全能感"とはちょっと違うような気はする。ともあれ、全能感の連鎖はちょっと怖い。