タコ受けの話

# 「他己ウケ」のヤバさは、それが秀才の子の能力を削いじゃうかもしれないところだと思うのですね。
# つまり、「みんなが一次方程式を解いているときに、二次方程式を解くのは、空気読めてないし絡みづらいから」――という理由で、「難しいことは分からない」フリをする、という行動に秀才の子が走っちゃわないか、という懸念がある。

http://d.hatena.ne.jp/tenkyoin/20090219

 「他己ウケ」メンタリティーな子を、勉強に駆動するために、進学塾があるのではないだろうか。皆が、二次方程式を解き、有名進学校へ入学するのを見ると、「俺も空気読んで進学しなきゃ」と思うようになる(ことが期待されている)のだろう。っていうか、本来の学校は、そのための装置な気がする。
 ついでに言うと、「0点でも高校へ」思想を実現させる、一つの手段が単位制高校で、名前しか書けなくても、場合によっては名前すら書けなくても、お遊戯とか、いきもの飼育なんかの単位を取得させ、国語算数理科社会の単位を取得した学生とは異なった学位を与える、ことなど考えられるけど、そういう高校は、「他己ウケ」による勉強駆動力が落ちるだろうな。