人権侵害な話

 もし、あなたが、体育で運動を始める前に、みんなで柔軟体操を指示されたとする。
 まあ、人権侵害とは思わないだろう。たぶん。
 これが、駅前で土下座しろ、と言われたら、人権侵害を(という趣旨の感情を)感じ、飛び出すかもしれない。
 やっていることはたいしてかわらないのにね。
 演劇や映画で、シナリオ上正当であれば、別に何も考えず土下座するかも。


 さて、たとえば、誰か職員とか社員とか従業員を立たせて、
 「私は○○(屈辱的な言葉)です!私を○○○(屈辱的な言葉)してください」
 と叫ばせたら、これも人権侵害なのだろう。
 フルメタルジャケットのように。


 そんな意味で、
 「はい、こちらは○○(施設名)です。いま○○は不在ですので、要件をお知らせください」
 と、電話口で話すのは、彼らにとって、物凄い屈辱的な行為なのかな、と思わないでもない。
 このような電話応対をするのは、土下座よりも屈辱的な行為と感じているのだろう、と想像している。


 なので、誰かの電話応対を横耳で聞いて、○○は忙しいです。ガチャン。と切られる前に、受話器を奪う準備をする日々。