イデア(笑)クオリア(笑)

 たぶん、質量と重力定数は人間の存在によらず「存在」し、それを感じる感情が、俺の、俺たちの中で形になり、それが「重さ」のイデア(笑)、クオリア(笑)だと思っている。たぶん質量と重力定数が実在なのだけど、脳にとって「実在」するのは、筋の緊張であり、疲労であり、筋の緊張と物体の移動距離の感覚だ。地表では一致する質量と重量は、月面では慣性質量と重力による重量の非一致が起こる。
 いや、だからどうということはないんだけど。

この世に何もなくなっても

 宇宙が拡散し、素粒子が崩壊しても、きっと、重力定数は変わらないような気がする。
 もっとも、自分の心が真実で、重力定数こそ気分によって変わるべきだ、と考える人も多そうではある。


 あと、自動車の「重さ」は、[総質量]/[エンジン出力]として通常感じられ、ただ、急ブレーキを掛けたときには「重さ」が[総質量]/[タイヤ面積]×μになることを、走馬灯の中で気づいたりするのが面白いところである。