宣教師効果

http://d.hatena.ne.jp/m_tamasaka/20071011/1192048020
 羅漢さまがみてる。
 

 自分が、それなりに敬意を持っている人*1が、絶賛している本は読みたくなり、そして、読むとそれなりに満足したりする。それは、誰かの欲望を手に入れた、という話なのだろう。

信者を見かけたら、彼の宣教に耳をかたむけましょう。その熱狂の度合いを見極め、できればその次に彼が所属するコミュニティの掲示板を見に行きましょう。その作品が本物なら、そこにはものすごいエネルギーが渦巻いているはずです。

 信者をみかけるまでもなく、2chラノベスレの「勢い(レス数/時間)」を眺めていると、熱狂の浮き沈みがわかっておもしろい。


アニメ化について

http://semiprivate.cool.ne.jp/blog/archives/000711.html
なんか、ラノベのアニメ化の場合、アニメ本編は無くても困らないんじゃ、とか思う。


 ラノベは一巻が初版数万部が出る。売れ行きがいいと、店頭から消えて緊急重版になるけど、そういうのってハルヒとか狼とか禁書とか*2、そう多くは無い。で、幸運にも二巻、三巻と売れ行きが好調だと、メディアミックスの話になる。
 メディアミックスは、ドラマCD、ラジオドラマというのが多かったが、最近はコミカライズも多い。媒体が増えたのかな。もちろん、母体となる雑誌で特集が組まれたり、キャラクターグッズが発売されたりはする*3。通常の特集や記事のほかに、広報ページで「○○ラジオドラマ化*4」と組まれたりする。もちろん、折込チラシや、コミック連載雑誌でも元作品の広報が打たれる。知らない本は買えないが、そうやって広報が打たれれば、興味を持つ読者が増えるだろう。



 で、5+2巻50万部とか、そのくらいになるとアニメ化の話が出てくる*5。「アニメ化決定!」で広報が打たれ、アニメ放映直前には、「アニメ化! という帯と一緒に、重版がかかる。アニメ化決定という報道が流れる頃に50万部位だった部数が、重版がかかり書店で平積されると、80万部くらいになる。誰かが主題歌を歌い、番組中のCMは、雑誌の宣伝、コミカライズが載る雑誌の宣伝、歌の宣伝、前に流していた番組DVDの宣伝、など。アニメが傑作なら、ハルヒのように、あっという間に書店から既刊が姿を消すし、そうでなければ、店頭に平積みした本が逆流してくることになるだろうけど、アニメ化されれば、なんかもういいじゃん、という気持ちにはちょっとなる。


*1:その敬意の源泉が、彼が多数の人から敬意を持たれている、ところにあったりするところが羅漢さま

*2:←根拠なし

*3:「扉の外 イラスト付きゼリー飲料」「みーまー 鉈」とか出ないかな。出ないだろうな

*4:ドラマCD化、コミカライズ化

*5:ということは、企画が検討されるのはもっと前?