釣り師と魚の真剣勝負?

 自分の家の車がDOHCだったら、かなりの車好きが1人いると見て良い。--http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/06/post_497.php

また、つい先日はエンジンの話を書いた。「DOHCは最近では珍しいものではない」という指摘メールが来るだろうと予想したところ、23通も来た。自動車関係というか、マニアが多いことがわかった。僕はどこにも、「珍しい」とか「レーシングエンジン」だとは書いていない。「OHCが普通だ」とも書かなかった。でも、読む人は自分の思い込みで読むのである。DOHCが家にあれば、かなりの車好きが1人いる、と書いたが、日本には、もうほとんどの家にかなりの車好きがいる、と言いたかったのである。メールの数もそれを示しているではないか。--http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/06/post_508.php

 うわっ。nice fishing!
 自分でエンジン(内燃機関も、スチームも)のメンテが出来る人に、文章の誤謬を指摘するなんて、勇気があるなぁ。しかも、レトリックを極限まで追求する、推理小説家に。もっとも、勇者募集ならいいのか。
 ここで、トヨタのハイメカツインカムを指摘すると

もっぱらスポーツモデル向けの機構と見なされてきたDOHCであるが、トヨタ自動車は吸排気効率を高めつつ理想的な燃焼室形状を確保できる特性に着目、省燃費化・低公害化の手段として実用車向けの量産(普及)型DOHCエンジン(ハイメカツインカム)を開発し、1986年以降、同社のカムリ・ビスタを皮切りに、カローラなどをはじめとするガソリンエンジン乗用車のほとんどに搭載するようになった。

以来、量産型DOHCエンジンは世界の多くのメーカーに普及し、数値的な高性能がさほど求められないであろう車種にも盛んに搭載されるまでになっている。--http://ja.wikipedia.org/wiki/DOHC

 自分の家のクルマのエンジン形式が分かるあなたは、クルマ好きです、と想定内のレスポンスがくるとおもわれ。
 つまり、
 「自分の家の車がDOHCだったら、かなりの車好きが1人いると見て良い。」
 という文は、そういう意味なのだ。


 ちなみに、マルチバルブ化が、(常用出力時の)性能追求の為なのか、マーケティングの為なのか、そのへんは知らない。昔ベンツが、DOHCからSOHC3バルブに戻して、またDOHC4バルブに復帰したのが、性能なのかマーケティングなのか、も不明。