ディーゼルvsガソリン

http://response.jp/issue/2006/0620/article83073_1.html

18日に終了したルマン24時間レースで優勝したアウディ「R10 TDI」は、ディーゼルエンジンのパワーと燃費によるパフォーマンスの良さが光っていた。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20060620/104753/

 だから、もう断言してもいいだろう。確かにディーゼルは速い。

 確かに、参入を促すためディーゼルに有利な規制になっているという見方はある。使える過給圧は2.94バールと、とんでもなく高い。ただし、ガソリンエンジンでこんな過給をすると、ノックして走れなくなる。有利不利の問題でなく、技術的な違いと考えてよい。

究極のOHV

純レーシングエンジンの変り種として、1994年のインディー500に優勝したペンスキーメルセデスがあります。
3400ccのプッシュロッドを持ったV8ターボエンジンで、1万回転も回って1000馬力以上出たそうです。当時の特殊なレギュレーションの穴というべきOHCの純レーシングエンジンのリミット排気量2650ccに対して,OHVの市販車ベースは3430ccまでOK(ただし2バルブ)。更に、過給圧も通常の1.2倍まで許されていたのでした。最初は出場者を増やす目的で本当に量産車のシリンダーブロックを使わなくてはならなかったのですが、このレギュレーションをつかう人がいなかったらしく、ついにスペシャルブロックでも良くなって、そこにペンスキーが目をつけたらしいのです。
http://next.blog.ocn.ne.jp/piston/2005/10/post_625b.html

 つまり、レギュレーション上、OHVの方がOHC(DOHC)より有利になる場合もある、という話。


ディーゼルは、原理上燃費が良く、CO2も少ないけど、
圧縮比が高いため振動が起こりやすく、エンジンブロックが大きく重くなったり補機類が高価になる。
で、ディーゼル・パティキュレートが出現するのでDPFをつけなくちゃならない。
また、軽油自体の品質が問題で、硫黄分が含まれていると硫黄酸化物酸性雨だったり、粗悪な重油や灯油を混ぜたりすると、もう環境どころではないというか。このへんになると、北海と中東の原油の質の違い、軽油と灯油・重油の課税の違い、もあるのでなんとも。*1

あと、軽油のほうが炎上に強い、という話があるけれど、戦車の装甲を貫通した徹甲榴弾が炸裂して、なんていうレベルではあまり変わらないとか。現実にトラックとか炎上しているし*2


んー、なんていうか、ロータリーが勝つとロータリーを禁止*3して、四駆ターボで日本車が勝つと、もりもり規制をきつくされ*4、というのにムカツクだけ。

モデル    価格   排ガス   燃費   0-100km/h 最高出力    最大トルク
GS430  630万 H17低滅75%  9.1km/L  6.1秒    206kW(280PS) エンジン430Nm
GS450h 680万 米国SULEV 14.2km/L  5.6秒    254kW(345PS) エンジン368Nm モータ275Nm
E320CDI 800万以上 新短期 14.9km/L  7.2秒   165kW(224PS)  エンジン514Nm

2chのコピペ。

*1:ディーゼルという機構のもんだいというより、政治経済の問題

*2:一般的にはガソリンより安全とは思う

*3:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%80787

*4:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9