言葉をいくつか再定義し、相互矛盾を突いて背理法で自分の意見を補強する、というやり方は便利なのでみんな使おう。一番分かりやすいのが、なぜころ問答ですね。
コミュニケーション能力にも、いくつか段階があって、意図の認識から、意図の強要までさまざまな段階があります。たとえば、車のセールスマンであれば、
GS450が500万円することを認識させる:announce
↓
GS450が500万円するのは、ハイブリッドシステムを積んでいるからで、そのため、3lちょっとの排気量で4.5l相当のパワーを持つことを納得理解させる:explanation
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GS450を買わせる:persuade
と、いくつもの段階があるでしょう。
あ、
顧客と対話して、彼が本当に欲しいのはスポーツセダンじゃなくてVIPセダンだということを導き出す:communication
なのかな。
どうでもいいや。
あと、こういうスキルを適用する、つまりコミュニケーションサービスを提供するしない、というのはちょっと違う問題で、「あのセールスマン、金持ちの客がクレームつけると直ぐ飛んでいく癖に、俺様がなにか注文つけても『そうですね』としか取り合わない」「直4の車、一台くらい買ってから来てね」というのをスキルの問題というかどうかは言葉の問題かな。
おまけ:「コミュニケーション」の初歩の初歩の初歩である、「テーブルに相手を座らせる」ことって、ものすごい政治的な行為の結果だったり。