http://d.hatena.ne.jp/trivial/20050703/1120351077
数は次のような特徴を持っている。
一列に並べて、任意の数の大小を比較できる。
足し算、引き算、掛け算、割り算などの演算が可能である。
これらの特徴は必ずしもすべての数が備えているわけではない。たとえば虚数は前者の特徴を持っていないし、0で割る演算はできない。また、超準数などという変な数もあるようだが、ここでは無視する。問題は、上に掲げた数の特徴が、小説の評点には該当しないということだ。
http://grace.ceser.hyogo-u.ac.jp/sta/scales.htm
http://www.shisutemu.shinshu-u.ac.jp/kenkyuu/sien/stueva2004/essay1.htm
数字は、文字としての扱いを受けるものです。つまり、大小や順序としての概念は無いものとして扱うことになります。この代表的なデータを考えてみますと、電話番号や、郵便番号、あるいは住所の番地などを挙げることができます。これは、質的データという範疇でとらえることができます。
これに対して、数値は、大小が与えられ、あるいは、順序が想定でき、また、場合によっては計算が可能です。このようなデータの例として、生年月日や、高層ビルなどの階、学年、身長、成績順位などが考えられます。こちらは、量的データとしてとらえることができます。このように数字や数値で表されたデータは、変換される前のデータが持つ特性によって、その性質が異なることが考えられ、対応の規則である尺度には、一般に、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比尺度の4種類がある、と考えられています。
だから、それはそれ、あれはあれ。
数字のような何か、を扱う場合、それが数字なのか数値なのか、数値であればどういう尺度なのか、を意識すればいいのだと思う。ネット上や雑誌では、このような尺度を意図的に混同させて読者を幻惑させるのが昔からの通例ではある。テラワロス。
自分の場合、面白ければ70点、推奨できると思われれば80点、歴史に残る―――、に投票できると思えれば90点、といったところ。放り投げるレベルだと60点かそれ未満。そんな感じで。