"日本道路公団・談合問題"

http://eiji.txt-nifty.com/diary/2005/06/post_cd6b.html

 地方の談合とちょっと違うのは、孫請けひ孫受けする度に、10パーセント前後の手数料を工事会社が抜いても十分元を取れるという状態が恒常化していて、じゃあ「予定価格」とは何なの? という話になる。
 談合というのは、しばしば業界側の責任に帰せられがちだけれど、私は基本的には、発注者側の責任がより大きいような気がするんですよ。そこにコスト意識が作用していないということですよね。競争原理が作用しないから、コスト意識が芽生えず、談合に無頓着になる。

 正論正論。
 お金をケチれば、浮いたその分でゲームとかフィギュアとかラノベが買えると思えばこそ、我々は苦労して安く危なくサービスの悪い店からパーツを買うのだ。お金をケチったからといって何らかのメリットが無ければ、サービスのいい店から買い物をするだろう。
 さらに、コストだけでなく、リスクの問題もある。安くしたことで、何らかのリスクを背負う場合だってある。うーん、例を挙げれば、PCのメモリか。ノーブランドを買って自分で取り付けた場合には相性というリスクを自分で負担することになる。その代わり、低価格というメリットを享受するわけだ。だから、自分のPCであればノーブランドを買って自分で取り付けるし、他人のPCであれば、もう、メーカー純正品ですよ*1

*1:例としてはちょっと不適当。最近は、純正品とサードパーティーの保証品とノーブランドとの価格差は縮まり、逆に相性によるトラブルは増す傾向にあるので