おもしろい例えを見かける

 あと、実際に遅れた列車に閉じこめられたり、ホームで立ちんぼしている人に「そもそも正確さが必要なのか?」と説いても、交通事故の犠牲者の遺族に「毎年一万人殺されるけど、車って無くせないのよね」と言っているようなもので、空しいです。

 後者の場合、本当にいうべきは、
「あなたの苦しみは、真に理解することは出来ないかもしれないけれど、非常によくわかる。この事故は、(A)が原因だった。この(A)を改善し、あなたのように苦しむ人がでないように我々は行政に働きかけましょう」
という台詞だろう。
 個々の事例と、システム全体の事例を「故意に」混同すれば、そりゃぁ空しいだけだ。


 A:速度違反・見通しの悪い交差点、歩道の無い道路、過積載、飲酒運転、車両の欠陥隠し、救急態勢の不充実、などなど。