電撃は割と自由な話@橋本紡

http://home.att.ne.jp/theta/bobtail/diary.htm*1

ああ、そうだ。「sfでもファンタジーでもないし、超常要素もないよね。こういうのはね、ライトノベルじゃ売れないんだよ」とか言ったのは電撃の担当さんじゃないっす。電撃じゃなきゃ(というか、今の担当さんじゃなきゃ)、毛布おばけとか半分の月なんて出せなかったんじゃないかなあ。そこら辺、電撃はすごく自由で、編集長なんて「うはは、なんでもやっていいぞ。好きにやれ、好きに」とか言ってるし。担当さんは、今でもこう言ってくれてます。「売れようが売れまいが、毛布おばけは出せてよかった」というわけで、猫泥棒、頑張るっす。せめてもの恩返しに。

 猫泥棒、買わせていただっくっす。
 なんっていうか、このゲンジツってフラットっす。空間的にも時間的にも閉塞しているっす。だから、閉塞していないファンタジー空間や、閉塞を打破するオチモノ少女、ゲンジツを異化する、伝奇設定がもとめられているっす。エブリデイマジックっす。でも、このフラットな世界で、魔法なんて使えなくても、奇跡なんて起こせなくても、前に進めるんだ、そんなお話を期待してるっす。

 

*1:ネスケじゃないと、右端がラップされないのかな