踏切事件

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050318k0000e040073000c.html

 通過列車が存在するにも関わらず、遮断機を上げてしまい、4人が死傷した事件。背景にある、交通事情を考えると、なんとも解決策の無い問題に思える。機械的に遮断機を開閉すると、朝のラッシュ時に「開かずの踏切」となってしまうため、人力を駆使して「開けて」いたわけだ。踏み切りでは、
 ・歩行者が、通過可能なのに遮断機を閉める錯誤
 ・歩行者が、通過不可能なのに遮断機を開ける錯誤
のどちらもおこりうるのだが、前者を回避しようとして後者を発生させてしまった。この事件をきっかけに、
 ・人命は重い。遮断機を開けなければ踏切事故は起こらない
という風潮になるのだろうか。それとも
 ・人命は重い。交通も大事だ。運賃を大値上げしても、地下へ埋設するべきだ
という風潮になるのだろうか。それとも、
 ・人命は重い。交通も大事だ。運賃は値上げできない。遠距離通勤者には我慢してもらい、運行本数を減らそう。
となるのだろうか。