ハヤテの如く(誤植)

 ラストを考えてみる。ラストというのは、それまでの物語を一旦打ち切ることで、
 ・主要な人物の死
 ・使徒再生、じゃなかった死と再生
 か、
 ・(作品)世界の終焉
  +夢だった
  +作中作だった
  +ビックバンがおこった
  +マトリクスの(以下略
 か、
 ・未完
  +ハヤテの物語は今、始まったばかりだ!登りつめるぜ執事坂をよ!
  +オラ、もっと強い奴と(以下略
  +蜜柑(意味不明。プリンセス・ハヤテ)

 あたりが、よくある汎用エンドであろう。なにかしら、イベントをこなした後であれば、そこでエピローグに入り、

 ・そして、あの事件から―――年が過ぎた。マリアはやはりメイドをやっている。副業のメイドカフェは繁盛しているらしい。オーナーなのにメイドだ。凪は一丁前に財閥の当主だ。目標は中川財閥らしい。猫は死んで皮を残した。いい年だったもんな。そして―――オレは未だに借金に追われてている。おっと、そろそろ船に乗る時間だぜ。あばよ。

 みたいなエンドもアリかもしれない。この物語の構図からして、凪と主人公が、お互いらぶらぶなんだけど、借金とか執事とかいう条件が、二人を遠ざけず近づけ過ぎずの関係に保っている。二人がらぶらぶだと相互に認識したら、らぶコメの枠組みから逸脱してしまうのだ。従って、ラストは

 ・失踪両親が、海外で油田を掘り当てて大富豪となって帰還。借金の肩代わりとか、執事と雇用主とかいう関係が失効する。で、お互いに本心を言えず、強がって別離。そこへイベントが入ってきて、二人は再会。で、両親は何故か一文無しになったりもっと借金をして保証人がハヤテで再び肩代わりを…

 という展開もあるかもしれない。しかし、一番押すのは、このエンド。

 ・箱庭療法でした。