とある書店

とある駅の前は、古い住宅や商店が取り壊され、駐車場になっていた。コンビニらしき構造の建物は選挙事務所の看板が掛かっていた。
シャッターが降ろされた商店街の名残のなかで、明かりの付いていた数少ない店の一つが、その書店だった。
間口一間半くらい、奥行きは四間ちょっとだろうか。両壁と、その間に両面の棚が一列。で、入り口近くに奥を向いたレジがある。
意外というか、当然というか、雑誌やマンガは最新のものが並んでいた。やはり意外だったのが、電撃文庫アクセル・ワールドなど、何タイトルか並んでいた。
一番奥には、半間程の幅で岩波文庫が置かれていて、もう20年、30年の貫禄である。往時は、この店が、この界隈の知の集積地だったのかなあ。
記念に、ちょっと本を手に取りレジに出す。レジ近くの棚には、郷土史のような単行本が陳列されていた。

荷物の置場

とある職場で、まあ、客用のベンチがあったとしよう。
はいいらっしゃいませお掛け下さい。
すると、客が微妙な顔をする。ベンチにこちらの物品が置いてあるのだ。
アフォーダンスだかなんだか知らないが、物の置いてあるベンチに座る客は少ない。
はい申し訳ありません今どかします。
物品をベンチの下のスペースに押しこむ。一応、ここが所定の場所なのだ。


で、こういうことが何度も何度も続いている。
物品を片付ける際、100光年離れた天体に置いてこいとも、片付ける際には土下座しろとも言っていないのだが、物を20cm下に格納することが、そんなに嫌なのだろうか。全人格を賭けて俺に物品を20cm下に格納をやりなおさせたいのだろうか*1。可能であれば、客の座るベンチに物を置かない人間を雇いたいものだが、それには年1000万は必要なのだろうか。不思議である。


http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-a1c3.html
これを見ていて、ちょっと思い出した。

*1:一番簡単な話としては、俺の担当が嫌なので、細かい所で無意識のうちに嫌がらせをしているというストーリーが考えられる