静的・動的

水に塩を溶かし十分時間を置いた場合は同じ重量パーセントなら同じ味がすると思われる。これが静的特性だな。


これが、ステーキに塩を振りかける場合、ステーキに対して同じ重量パーセントでも塩粒の大きさ、落下範囲、落下速度で味が変わるという。まあそうだよね。これが動的特性。



創作におけるリアルと虚構の配分は難しい。それは設定を開始するときに n:mにするという静的なものだけではない。
「この辺までリアル寄りにして顧客に世界観を納得させ、この辺から虚構をふりかけて顧客を高揚させる」など動的なものも入ってくる。
初代ガンダムは前半でリアル寄りの構成にして、後半から異能混じりの英雄物語を開始。だから大傑作になったんだけど前半のリアリティで話を続けるとしょっぱいし、後半の英雄物語を続けると甘くなるし、難しいよね。