固定型・移動型・飛行型

犬小屋を考える。犬小屋はベニヤの日曜大工でも作れるし、コンクリートでも作れるし、カーボンファイバーにチタニウムでも作れるだろう。わんわんおには住みにくいかもしれないが。
移動しないものは剛性なんてどうでもいいいのだ(よくない)。


車みたいなものを考える。段ボールとかベニヤの車は動かそうとすると分解するかもしれない(モーガンなら走るが)。剛性があれば、重すぎてエンジンが非力すぎてもギアで回転数落とせば動きはするだろう。構内型のキャリアとか。


ほんで、飛行型を考える。剛性が低いと分解して落ちる。重いと飛ばない。非力でも飛ばない。制御できないと落ちる。大変ですね。この飛行型、航空機型プロダクトは難しい。犬小屋ならコンクリートで作ってもいいが飛行機では無理だ。過小もだめだが過剰もダメ。だからまあビジョン、正しいビジョンが必要でありそれがないと「エンジンケチったら遅くて離陸しない」「鉄で作ったら重くて飛ばない」「軽くしようと細くしたら曲がって折れた」…になってしまう。




スマホジョブズだから「飛ばせた」ので、ジョブズだから技術的に可能であった(商業的には厳しかったかもしれない)筐体と画面とソフトと通信インフラとサービスを整備し、スマートフォンの「離陸」を成し遂げた。iPhoneが飛行機だとしたら、当時のAndroidは「プロペラで走るバス」みたいなものだろう。そっちの方が実用的だったかもしれないけどね。